麻生(茨城)のエース稲田純也(3年)が8回0/3を投げ7安打3失点で勝利に導いた。

昨年夏ごろから息切れや急激な体力の衰えを感じ、60キロあった体重は一時48キロに。12月、バセドー病と診断された。1度は野球をあきらめかけたが、両親や飛田遼太朗監督(27)から「高校野球もあと少し、頑張ろう」と励まされた。

2カ月の休養と薬の治療で運動ができるまでに回復。今夏は初めてエース番号をつけた。「ここまで成長できるとは思わなかった。ビックリです」と満面の笑みを見せた。