龍谷大平安が快勝し、26日のブロック決勝へ駒を進めた。

初回、先頭の高木駿聖(しゅんせ)内野手(3年)が中前打で出塁すると、1死二、三塁から、今秋ドラフト候補の奥村真大内野手(3年)が先制の2点中前適時打。勢いづいた打線は、この回打者一巡の攻撃で一挙5点を奪い先手を取った。

奥村は3回に死球で出塁すると、何度もけん制を受けながら二盗に成功。5回も2死から四球で出塁し、二盗を決め、どちらも追加点の起点となった。「自分の時にけん制が多いのも分かっていましたが、けん制を何度ももらってまで行くことで、相手にプレッシャーがかかって、次の打者も気楽に行けると思う」。

投げては先発の村尾亮哉投手(3年)から、3年生4人で無失点リレー。原田英彦監督(60)「たくさんの3年生の選手を使えましたし、初めて(試合に出る)の子が活躍してくれた。この3年生たちをできる限りの形で送り出してあげたい」。教え子たちの活躍を喜ぶとともに、親心を見せた。