久留米商の主将の堤廉汰内野手(3年)は悔しさを隠せなかった。1点を先制した直後の4回、2死二、三塁からの遊ゴロで送球捕球で伸ばした右足がわずかに一塁ベースに届かずセーフ。その間に2者が生還して逆転を許した。

「足を伸ばしすぎて離れてしまった。自分が(ベースを)踏んでいれば勝てていた」。それでも1安打もマークし「コロナ禍の中でよくやったと思う」と準優勝に涙はなかった。