町立高の知内が夏の甲子園優勝2度の強豪、駒大苫小牧を逆転で下し、前回出場の04年以来16年ぶりの4強に駒を進めた。

1点を追う8回に四球と安打、相手失策もからんで同点に追い付き、なお2死一、三塁で7番渡辺銀三塁手(2年)が右前適時打で1点勝ち越した。9回裏には2死一、二塁のピンチを招くも7回から2番手で登板した右腕、小島恋多(2年)が踏ん張って1点を守り切った。

決勝打を放った渡辺は「やってやりました」とニッコリ。強豪校を倒しての4強進出に吉川英昭監督(44)は「自分は何もやっていない。(8回は)もう楽しむしかない。めちゃめちゃ笑っていけと伝えていた。喜ぶ、楽しむ、面白がるを徹底した」と喜んだ。