第93回選抜高校野球大会(3月19日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が23日、センバツ史上初のオンラインで行われた。

最速151キロ右腕・中京大中京(愛知)のエース畔柳亨丞(くろやなぎ・きょうすけ)投手(2年)が、聖地で最速更新を狙う。第6日第1試合で専大松戸(千葉)との対戦が決定。早速、YouTubeでチェックし「打力が高い印象。勝てる投球をしたい」と意気込んだ。

中日ドラフト1位の1学年上の先輩、最速154キロ右腕の高橋宏級の逸材。高橋源一郎監督(41)は「全国で注目されて本人も意気込んでおり、頼もしく見ている」と冬を越しさらにレベルアップ。甲子園に向け、畔柳は「球速も注目されると思うが、それよりチームを勝たせることが大事。勝ち上がっていく中で151キロ以上を出せればと思っている」と力を込めた。

市和歌山・小園とは親交があり、前夜もLINEで「明日は抽選会やな」とエールを交換したという。勝ち上がれば準決勝で顔が合う。実現したその時、「最速」の称号は…。楽しみばかり広がる。【実藤健一】