学校関係者の新型コロナウイルス感染のため、出場辞退から一転して大会出場を認められた米子松蔭の夏が終わった。

序盤に八頭に主導権を握られたが、シーソーゲームの試合展開の中で2度の逆転に成功し、10-8と2点リードで迎えた9回。八頭に3点を奪われ逆転を許し、力尽きた。

1度はついえた夢だった。17日未明に同校関係者の感染が発覚。大会の出場辞退を強いられ、同日に予定されていた2回戦は境が不戦勝となっていた。その後18日昼に西村虎之助主将(3年)が出場への思いを訴えたツイートが瞬く間に全国へ拡散され、各界著名人が反応。県高野連が異例の対応で、米子松蔭の不戦敗は取り消されていた。21日に境と対戦し、9回に2点の劣勢から逆転サヨナラ勝ちを収めていた。日本中から注目された同校の奮闘が幕を閉じた。