今春センバツ優勝の東海大相模(神奈川)が24日、登録メンバー17人が新型コロナウイルス陽性判定を受けたことにより、開催中の神奈川大会への出場を辞退した。

この日、行う予定だった準々決勝は藤沢翔陵の不戦勝となった。史上8校目の春夏甲子園連覇を目指していた名門の夏は、思わぬ形でついえることとなった。日本高野連は同日、八田英二会長名の文書で、都道府県高野連に感染防止対策の徹底を要請した。

◆主なコロナ辞退校 センバツ王者の東海大相模だけでなく、この夏は有力校のコロナによる辞退が相次いでいる。21日には星稜(石川)が準々決勝の遊学館戦を前に6人の陽性が判明し辞退。13日には夏の甲子園11回出場の中越(新潟)、10日には同22回出場の福井商が辞退した。また米子松蔭(鳥取)を巡っては出場辞退が取り消され、境との試合が予定日時を変更して行われるなどした。他にも板橋(東東京)海部(徳島)城郷、藤沢工科(ともに神奈川)などが辞退している。