<全国高校野球選手権:東北学院5-3愛工大名電>◇11日◇1回戦

愛工大名電(愛知)は今秋ドラフト候補コンビが奮闘したが、初戦で敗れた。

2番手で登板した最速147キロ右腕の寺嶋大希(3年)は、5回2/3を3失点だった。6回1死から3者連続の空振り三振を奪うなど、切れ味鋭い速球に加え、変化球を低めに集め、持ち味を発揮した。救援直後の3回2死満塁、低め速球を拾われ、適時打で3者の生還を許した。「相手がすごくうまく打ってきた。大舞台で自分の投球ができない。この先、大舞台でやるときはこの経験を生かして頑張りたい」。この日の最速は146キロ。NPBスカウトの前で力投し、プロ志望を明言した。

左腕エース田村は先発で3回途中2失点も、8回に右中間へ本塁打。これが高校32本塁打目となる打撃力をプロも評価する。「悔しい」と話し、プロ志望。「自分の中で(投打)両方でいこうと」と前を向く。