39年ぶり2度目出場の帯広農は、プロ注目のノースアジア大明桜右腕、風間球打(3年)から7安打で2点を奪い、4回に一時勝ち越したが、5回に逆転され、初勝利を挙げることはできなかった。

降雨ノーゲームになった12日の試合では風間相手に4回まで無安打で、0-5。順延の間に対策を再度練り直し、再試合ではベース寄りに構えたり、バットを短く持つなど各自が考え、爪痕を残した。

0-1の3回1死一塁で、同点につながる左前打を放った西川健生三塁手(3年)は「すごい楽しかった。今まで野球をしてきた中で最高の試合だった。ノーゲームのときは負け試合だったのに2試合もすごい投手とやれて運がいい。去年の交流試合ではヒットを1本も打てなかった。まずは帯農らしくコンパクトに1本打ちたいと臨んだことが良かった」と話した。

1-1の4回2死三塁で右翼線に勝ち越しとなる適時二塁打を放った佐藤敦基左翼手(3年)は「ノーゲームのときは0-5だった。その5点を奪うために準備をしてきた。最後まで笑顔でやれたのは良かったが、2点差での敗戦は悔しい」と振り返った。