智弁和歌山が智弁学園(奈良)との「智弁対決」を制し、00年以来21年ぶり3度目の初優勝を果たした。

中西聖輝投手(3年)を中心とした豊富な投手力と、カバーしあう打線がかみ合った。

2回戦の宮崎商戦は不戦勝。

3回戦の高松商(香川)戦は5-3。中西が8回2/3、3失点。9回につかまったが、打線が11安打で序盤から援護した。

準々決勝の石見智翠館(島根)戦は9-1。中西は登板せず、塩路柊季(2年)高橋令(3年)武元一輝(2年)の3投手が1失点リレー。打線は15安打を重ねた。

準決勝の近江(滋賀)戦は5-1。中西が1失点完投。打線は11安打で序盤から援護した。

4番の徳丸天晴外野手(3年)、5番の岡西佑弥内野手(2年)は準決勝までで打率2割を切ったが打点は重ね、6番以下の打者も活発。チームとしての攻撃力を落とさなかった。