2年ぶりの優勝を狙う白樺学園の背番号1、石上翼投手(2年)が1失点完投した。

先制点こそ許したが、ゴロアウト13個と打たせて取る投球で、2回からはスコアボードにゼロを並べた。主戦の左腕は「必死に投げていた。打たせて取れたのでよかった」。終盤に左足のふくらはぎがつる場面もあったが、足を伸ばしながら最後まで投げきった。東海大札幌との次戦へ「戦うのが目標だった。勝ちたい」と意気込んだ。

▽白樺学園・戸出直樹監督(45) 石上はナイスピッチングだった。勝てたのが一番の収穫だと思う。次もなんとか食らい付いてやっていきたい。

▽札幌第一・菊池雄人監督(49) 打てなかったですね。真っすぐを仕留めきれず、大事なところでのバントミスもあった。このひと冬でもう1回鍛え直します。

▽初戦で敗れた札幌第一の疋田悠真捕手(2年) (相手の)真っすぐに対してなかなかタイミングが取れなかった。この冬で守備も打撃もイチからやり直したい。