大谷先輩から力をもらった。20日開幕の明治神宮大会へ向け、花巻東(岩手)は都内グラウンドで練習を行った。途中で、エンゼルス大谷のMVP受賞の一報が飛び込んできた。

佐々木監督の長男で、高校通算47本塁打の麟太郎内野手(1年)は「大谷選手の姿を見て、自分も花巻東に入りました。花巻東も負けないよう、神宮大会で勝たないといけません。大谷選手のMVPを力にしたい」と決意を口にした。

初めて神宮球場でプレーするが、個人的な目標よりも「チームのために頑張りたい」と強調した。実は、左すねを疲労骨折した。練習の時は痛み止めを飲んでいるが、「眠気や胃に負担がある」ため、試合は飲まずに臨む。初戦は、開幕試合で国学院久我山(東京)が相手。「明日は勝つことだけ。準備するだけです」と大谷先輩のように、ぶれない姿勢で話した。