国学院久我山(東京)は花巻東(東北・岩手)に敗れ、明治神宮大会37年ぶりの勝利を逃した。

都大会決勝はピンチを招いても最少失点で抑え、逆転サヨナラ勝ちで制した。この試合も前半は粘り強く守ったが、7回に3連続適時打を含む4失点。逆転負けを喫した。花巻東の3番打者、佐々木麟太郎内野手(1年)には1本塁打2犠飛で3打点を許し、抑えきれなかった。

佐々木に先制アーチを許した先発の渡辺建伸投手(2年)は「(ストライクを)入れにいった直球を打たれました。全国の振りはすごいなと。2打席目の中犠飛も変化球を捉えられました」と、注目の1年生スラッガーのレベルの高さを痛感していた。

尾崎直輝監督(31)は佐々木と対戦した投手陣について「いいバッターで点を取られるのは覚悟してましたが、その中でもしっかり勝負したことは収穫です。春、夏に向けて成長していってほしい」と話した。