和歌山東が、春夏通じて甲子園初勝利を挙げた。土壇場の延長11回無死一、二塁。主砲の森岡颯太内野手(3年)の右前適時打で勝ち越した。

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さらに満塁機で此上平羅内野手(3年)が右前に2点適時打を放って加点。一挙7点を奪い、突き放した。先発麻田一誠投手(3年)は右横手からの投球術で相手打線を幻惑する。7回まで1失点。8回1死一、二塁のピンチを招くと、左腕の田村拓翔(たくと)投手(3年)に継投。上位打線を抑えて危機を脱した。9回は再び麻田がマウンドに戻り、クリーンアップを3者凡退。小刻みな継投で、相手に追加点を許さなかった。10年に軟式から移行して硬式野球部を創部。13年目で悲願の初白星を挙げた。