77歳10カ月の大垣日大・阪口慶三監督が勝利。年齢の記録が判明する限り、82年春の松田昇監督(明徳=現明徳義塾)が瀬田工に11-0で勝った時の76歳10カ月を上回る甲子園最高齢勝利となった。出場時の年齢は09年夏の木内幸男監督(常総学院=当時78歳0カ月)に次ぎ、春は最高齢。監督初の3元号勝利(昭和、平成、令和)もマークした。

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阪口監督の甲子園初試合は東邦時代の69年夏。太田幸司投手の三沢が準優勝した年で、大阪桐蔭・西谷浩一監督(52)はまだ生まれていない。初出場から53年後にも出る期間の長さは、高嶋仁監督(前智弁和歌山)の43年などを上回り記録的だ。なお、同じ69年初采配組では迫田穆成(さこた・よしあき)監督(82=当時広島商、現竹原)、中原英孝監督(76=当時松商学園、現日本ウェルネス長野)も今なお現役で、監督の鉄人ぶりを見せている。【織田健途】