浦和学院が投打に圧倒し、前回出場の15年、87回大会以来の8強入りを果たした。

先発の宮城誇南投手(3年)がキレのある真っすぐとチェンジアップで7回を投げ2安打10奪三振無失点の好投。打線も、宮城の好投に応え、1回1死二、三塁から暴投と4番鍋倉和弘内野手(3年)の適時打で2点を先制。2回には2死三塁から暴投で追加点。さらに5回にも3番金田優太内野手(3年)の大会第2号となる右越えソロなどで2点を追加して、終始試合をリードした。

大量リードを受け、8回からは浅田康成投手(3年)、9回には金田がマウンドに上がり、完封リレー。試合をピシャリと抑えた。

森大監督(31)は、常に得点圏に走者を置き、プレッシャーをかけ続けた攻めに「好投手の麻田君に対して、序盤から理想のゲーム展開ができた」。九州国際大付と広陵の勝者と戦う準々決勝へは「次の相手はどちらが来ても神宮大会に出場したチームなので、胸を借りるつもりでしっかり頑張りたい」と意気込んだ。

宮城はこの日の投球を「初戦から立ち上がりの部分を修正でき、それが良かった。持ち味の真っすぐで空振りを取ることが、前回に引き続きできました」と振り返った。