近江(滋賀)の山田陽翔(はると)投手(3年)が、3回無死、45球で降板した。

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大阪桐蔭・松尾汐恩捕手(3年)に2ランを許した後、0-4となったところでマウンド上からベンチに向かってタイムを要求。さらに右手で「交代」のサインを自ら出し、降板を求めた。2番手は、左腕の星野世那投手(3年)が登板した。

山田は「9番・投手」で名を連ねた。30日準決勝・浦和学院戦の5回に左の足元に死球が直撃。それでも、「いかせてください」と続投を懇願し、気迫の投球を見せた。足を引きずりながらマウンドに立ち続けて11回を投げきった。

試合後に左足関節外果部の打撲と診断。骨に異常はなく、決勝戦の出場は当日朝の様子を見て判断するとしていた。