逆転の聖光ここにあり! 今春センバツ出場校の聖光学院(福島1位)が弘前学院聖愛(青森2位)との延長12回の熱戦を制し、優勝した18年以来となる決勝進出を果たした。

執念の逆転劇だ。3-3の同点で迎えた延長12回、2死一、二塁の場面。7番狩野泰輝外野手(3年)が、遊撃手のグラブをはじく適時打を放ち、勝ち越しに成功した。続く生田目陽内野手(3年)は右前適時打をマーク。貴重な追加点を奪った。前戦10日の秋田商戦では9回サヨナラ勝ち。2戦連続の逆転勝ちを決めた。

投げては6回から3番手で登板したエース佐山未来投手(3年)が、7回を6安打無失点の好投。130キロ台後半の直球に、多彩な変化球を織り交ぜながら、逆転勝ちを呼び込む快投劇を演じた。

当初予定の試合開始から悪天候の影響で2時間21分遅れたが気持ちを切らさず、約3時間超えの死闘をものにし、4年ぶりのファイナルに駒を進めた。決勝戦は明日13日、青森山田(青森1位)と東北(宮城2位)の勝者と激突する。