昨年夏に4強に進出した高遠が、更級農に逆転で勝利した。初回、高遠の先発、城倉拓馬投手（3年）が制球に苦しみ1死満塁から鈴木大洋外野手（3年）にスクイズを決められ先制を許した。

その裏、高遠は2死二、三塁から栗田鉄平内野手（3年）の2点中前適時打で逆転。その後も着実に加点して6回裏に4点を追加してコールド勝ちを決めた。

試合後の武井洋史監督（35）は、課題の打線がつながっての勝利にほっとした表情。「うちは打線は波があります。今日はつながりましたが、まだまだ課題はあります。試合前には、この試合が最後になるかもしれないと話をしました。集中力高く試合に臨んでくれたと思います」。昨夏準決勝に進出しており、今夏も期待がかかるが「今は目の前の1試合だけに集中して戦いたいです」と、試合中に出し切った大声の影響も感じさせずさわやかに笑った。