市尼崎が、春夏甲子園に5度出場している神戸弘陵を4-3で下し、4回戦へコマを進めた。

接戦を制した。4回に大塚和真投手(3年)の二塁打から1点を先制すると、続く5回に連続ヒットで3点を追加。4-1の9回、安打とエラーで満塁となり2点を失ったが、最後は大塚が三振を奪い、逃げ切った。

4月から先発登用が多くなったという大塚。今大会のために6月に新調したグラブを力に変えている。「切り替えてやるという気持ちを込めて(買ってと)お願いしました。頑張ろうと思えます」と話す。グラブには自信の好きな言葉“獅子奮迅”の刺しゅうが施されており「(これを見て)奮い上がってやるという気持ちになっている」とまっすぐな目で話した。

市尼崎は83年、16年に甲子園に出場した実績を持つ。当時小学6年生だった大塚は、16年の市尼崎対明石商の決勝を会場で見て「この高校でやりたい」と憧れた。そのチームのエースとなったこの夏「県優勝、甲子園ベスト8を目指す」と力を込めた。

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