星槎国際湘南が3回戦を突破した。

元中日監督の谷繁元信氏(51=日刊スポーツ評論家)の三男、朗(ろう)内野手(3年)は「5番・一塁」でフル出場し、4打数無安打だった。4回2死一、二塁で左飛。2点リードの6回1死二、三塁では空振り三振に倒れ「やっぱり打つべきところで打てなかったのは、ちょっと悔しいところもある。次はしっかり打っていきたいと思います」と話した。

通算3021試合出場のプロ野球記録を持つ父からは試合後、スタンドで撮影した各打席の動画がLINE(ライン)で送られてくるという。この日もスマホを構えながら見守った元信氏は「1回戦の時よりは冷静に見られましたけど、マスクの下で『よしっ』とか『ナイスバッティング!』とかつぶやいてました。やっぱり、いいね。またもう1日楽しませてもらえるでしょう」と勝利を祝福。一方で愛息には「打ち取られ方が悪いよね、厳しく言えば。結果出さないと」とハッパを掛けた。

次戦は第2シードの立花学園と対戦する。20年夏の県独自大会では4強に進んでおり、この夏の目標は初の甲子園。副主将を務める谷繁は「まずは先を見ずに目の前の相手を倒す。取れるところで点を取る、守るべきところで守る。隙を見せないことが大事になると思うので、全員でやっていきたい」と意気込んだ。