第1シードの横浜商が敗れた。昨夏準優勝の横浜創学館に敗れ、16強で姿を消した。

先発した「背番号1」の繁野広夢投手(3年)は「本当に悔しいです」と涙を流した。

1-1と同点で迎えた3回2死二塁。相手7番の中村隼大内野手(3年)に勝ち越しの左前適時打を許し、これが決勝点となった。

横浜商先発の繁野広夢投手(3年)は3回までに6安打3四死球で2失点を許した。それでも「自分ならいけると思った。部員110人の気持ちを背負って投げました」と、4回以降は調子を一気に取り戻し、9回までを1安打無失点に抑え、援護を待った。

しかし、打線は横浜創学館の継投を前に9安打を放ったが1得点。8回には1死三塁。9回には2死二、三塁と好機をつくったが、どちらも得点には生かせなかった。菅沼努監督(62)は「8回のチャンスで、(打者が)ファーストストライクを見逃してしまった。それが課題だった。振らせるチームにさせてあげられなかった」と振り返った。

1990年(平2)以来、32年ぶり夏甲子園出場を目指したY校の夏が終わった。

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