花巻東の2年生スラッガー、佐々木麟太郎内野手が巨人岡本和真(智弁学園)超えとなる高校通算74本塁打を決めた。「3番一塁」で出場。第4打席に今夏1号をマークするなど5打数4安打4打点と本領を発揮し、チームの5年連続(20年独自大会含む)4強入りに貢献した。第1打席が右前打、第2打席が遊直、第3打席が右前適時打、第4打席が右越え2ラン、第5打席が右前適時打。今大会通算では12打数6安打1本塁打5打点1四球とし、上昇気流に乗ってきた。

佐々木麟が今大会1号を突き刺した。14-0の4回1死三塁、カウント2-2からの5球目、相手左腕の内角に入ってきたカーブを右翼芝生席に運ぶ2ラン。「自分的には泳がされた感じだったが、ボールに対応しながらうまく持って行けた」と振り返った。

巨人岡本の高校通算73発を上回った。同選手については「自分が幼い頃から見ていた中で、右バッターで素晴らしいバッティングをしている。尊敬していますし、参考にもしています」。それでも「記録の部分にこだわらずに1戦1戦勝つことに集中したい」。甲子園まであと2勝。佐々木麟はチームが勝つことだけに徹する。