ヤクルト石川雅規投手(42)の長男、東海大高輪台(東東京)・石川大耀(だいや)投手(3年)が、投打で輝いた。

今大会2度目の先発。持ち味の制球力で7回を被安打7の4奪三振、1失点。「ランナーを出す場面が多くて、上野(克登捕手)のいいリードで引っ張ってもらった」と女房役に感謝した。打撃では、1-1で迎えた2回1死二塁、変化球にくらいついて勝ち越しの中前適時打。練習試合では打てておらず「打つならここしかないと思った」と笑顔。4打数2安打1打点をマークした。

完封勝利を挙げた14日の駿台学園戦後には、父から「ナイスピッチング。次もあるからちゃんと準備するように」と声をかけられた。しっかり調整して臨んだ4回戦も突破。初戦と同じ神宮に戻るまであと1勝で「神宮でもう1回投げたい。このメンバーで甲子園を目指しています」と意気込んだ。