第1シードの藤沢清流が延長11回の激戦の末、第2シードの立花学園にサヨナラ負けし、準々決勝で姿を消した。

先発した身長185センチ、体重90キロの大型左腕・木島直哉投手(3年)が、10回まで2失点に抑える力投を見せた。しかし11回、3四球で1死満塁とすると、2番高橋琉吉内野手(3年)に161球目を右翼前へはじき返された。

試合中、幾度となるピンチを脱しても表情ひとつ変えなかった木島だったが、スタンドあいさつを終えた途端、座り込んで涙を流した。「延長で決めきることが出来なかった弱さが出た」。それでも「決して満足できる投球ではなかったが、満点を付けたいと思う」と自身をたたえた。

桐蔭学園、桐光学園、横浜商が既に敗退。これで第1シード全4校が姿を消すことになった。また、同校は8強唯一の公立校。神奈川32年ぶりの公立甲子園出場の夢がついえた。

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