3年ぶりの夏の甲子園出場を狙った花咲徳栄が、センバツ4強の浦和学院に敗れ、準決勝で敗退した。

5-4と1点リードで迎えた7回裏の守り。1死満塁からスクイズを阻止し、2死二、三塁としたところで、先発のエース右腕・金子翔柾投手(3年)が、左越え3点本塁打を浴びた。5-7と逆転を許し、終盤も失点を重ねた。

攻撃陣は相手より6本多い14安打を放ったものの、5回途中からリリーフした浦和学院2番手の金田優太投手(3年)の前に、ソロ本塁打2本に抑えられた。

敗れた岩井隆監督(52)は「(勝つための)シナリオは描けていたが、7回に3点を取られたところはほころびが出た」と、唇をかんだ。昨秋の県大会決勝では同校に2-10で敗戦。「1年かけて対策をしてきた」と明かし、スイングスピードの向上などに励んできた。「去年は全く力がなかったが、今日は力負けはしなかった。成長した」と選手たちを労った。

花咲徳栄は19年夏以来、3年ぶりの夏の甲子園を目指したが、県大会4季連続制覇中の浦和学院に逆転負けを喫した。

浦和学院は、7回に八谷晟歩(はちや・せいほ)主将(3年)が逆転3ランを放ち競り勝った。3季連続の甲子園出場をかけ、山村学園-聖望学園の勝者と、26日の決勝に臨む。

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