高松商(香川)のプロ注目スラッガー、浅野翔吾外野手(3年)が高校通算64号本塁打を放ち、PL学園(大阪)の清原和博に並んだ。2-0の4回1死一、二塁で左腕から左中間最深部に高い放物線で運んだ。

24日の準決勝では初回初球先頭打者アーチ。両打ちのスラッガーは「決勝の前に結果を出すことが出来たので、自信がついた」と語っており、調子を上げて2戦連発で今大会3本目とした。後に西武、巨人、オリックスで活躍しNPB歴代5位の525本塁打を記録した清原氏が、高校時代に放った本数に肩を並べた。

高松商は昨夏の決勝で英明を破ったが、昨秋は準々決勝で2-3、今春は決勝で3-13で返り討ちにされた。主将も務める浅野は決勝に向けて「英明は悔しい思いで練習してきて絶対に進化している。負けないように食らいつきたい」などと意欲を燃やしていた。

◆浅野翔吾(あさの・しょうご)2004年(平16)11月24日、香川県生まれ。小学3年時に野球を始め、屋島中では捕手。中3時にU15日本代表に選出され、アジア選手権優勝。高松商では1年夏の代替大会からベンチ入り。将来の夢はプロ野球選手で、目標の選手はアルテューベ(アストロズ)。高校通算64本塁打。170センチ、86キロ。右投げ両打ち。

「香川大会スコア速報」はこちら>>