第104回全国高校野球選手権大会(6日開幕=甲子園)に愛媛県代表で出場する帝京五が、チーム内に複数の新型コロナウイルス感染者が出ていることが2日、分かった。今後は愛媛県高校野球連盟の判断に応じる方針で、現在は待機している状況だ。

学校関係者によると、帝京五は7月28日、部員1人の感染を確認。その後、部員内で感染が拡大し、現在はベンチ入り選手18人中11人のほか、指導者も陽性判定を受けて自宅や寮で療養している。残りのメンバーも既にPCR検査を受けており、2日夕方に結果が出る予定。結果を県高野連に報告し、出場可否についての判断を仰ぐ。

帝京五は今夏の愛媛大会を安定した力で勝ち上がり、初の甲子園初出場を決めていた。今日2日に壮行会を行って甲子園へ出発する予定だったが、感染拡大を受けて取りやめている。また、佐賀県代表で出場する有田工もチーム内に複数の新型コロナウイルス感染者が出ていることが1日に判明。これを受けた日本高野連が措置を判断する。全国的に再び猛威を振るうコロナ禍が、今夏も高校球児に忍び寄っている。

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