全国高校野球選手権(6日開幕、甲子園)の新潟代表、日本文理(3大会連続12度目出場)は4日、大阪・豊中市で午後3時から約2時間練習を行った。3日の組み合わせ抽選で大会第3日(8日)の第1試合で海星(長崎=3年ぶり19度目出場)との対戦が決定。この日から初戦に合わせた練習が始まった。エースの田中晴也投手(3年)はキャッチボールを中心に調整した。

田中は新潟大会後、本格的な投球練習はしていないが「キャッチボールをして、バランスを整えながら、2回くらいブルペンに入りたい」と話した。組み合わせ決定後には海星の動画を見た。海星は投手は宮原、向井(ともに3年)の右腕2枚看板で、打線はチーム打率3割8分8厘を誇る。「いい投手がいて、チーム打率も3割を超えている。対策をして自分の投球をするのが一番」と気を引き締めた。

「県代表がそろっているのが甲子園。どこがきても自分たちの野球をする」。力を出し切ることに集中して、初戦に合わせていく。