U18W杯(9月9~18日、米フロリダ州)に出場する高校日本代表は、大会前最後のオープン戦で早大の主力と対戦し0-5で完封負けした。近江・山田陽翔(はると)投手(3年)は代打で出場。大会でも二刀流でフル稼働する。

守護神を任されていた山田が、打席に立った。7回1死一塁で登場。カウント1-1から、U18高校日本代表経験者の早大・飯塚脩人投手(3年=習志野)の3球目、内角直球を捉えたが左飛。「振り抜くことはできたのでよかったけど、球威に押されてしまった」と振り返った。

8月31日の壮行試合後、馬淵史郎監督(66)から右の代打の切り札としての打診を受け、打撃練習を再開した。先発やロングリリーフの可能性もあり「(投打)両方やらせてもらえると、可能性が広がる。二刀流の大谷さんをすごく尊敬しているので、超一流の選手に少しでも近づけるように、できる範囲で頑張っていきたい」と話した。

○…早大が東京6大学秋季リーグ戦開幕を翌週に控え、主力で完封勝ちした。小宮山悟監督(56)は「代表に礼を尽くすということ。(代表は)みんないいボールを投げますね」と話した。プロ志望届を提出した中川卓也内野手(4年=大阪桐蔭)は、6回に母校大阪桐蔭の川原-松尾バッテリーと対戦し一塁手の失策を誘う当たりを放った。「いい刺激をもらいました」と笑顔だった。