あの“清原”が、38年ぶりに聖地・甲子園に帰ってくる。慶応(神奈川)が5年ぶり11度目の出場を決めた。

西武、巨人などで通算525本塁打と活躍した清原和博氏(55)の次男・勝児(かつじ)内野手(1年)は昨秋の関東大会で背番号「5」を付けレギュラーとして4強入りに貢献。父がその名をとどろかせた夢の甲子園の舞台に立つ。

父はPL学園(大阪)の4番打者として1年夏から5季連続で甲子園に出場。1年夏と3年夏に全国制覇を果たした。甲子園で放った通算13本塁打は歴代最多記録として今なお破られていない。

<清原勝児(きよはら・かつじ)>

★生まれ 2005年(平17)5月1日生まれ、東京都渋谷区出身。母亜希さんはモデル。兄正吾さんは慶大野球部内野手(2年)

★サイズ 174センチ、80キロ。右投げ右打ち

★名前の由来 「勝つ、こどもで勝児」

★球歴 慶応幼稚舎出身で、オール麻布でプレー。小6時に12球団ジュニアトーナメントのジャイアンツジュニアに選出。中学時代は世田谷西シニアで全国大会出場。慶応では昨秋からメンバー入り

★趣味 音楽鑑賞、Netflix鑑賞

★特技 料理

★好きな選手 鈴木誠也

★好きな球団 巨人

★尊敬する人 両親

★将来の夢 プロ野球選手

★好きな言葉 「コツコツが勝つコツ」

★食べ物 好きなものは肉、すし。苦手なものはゴーヤ

★好きなタレント 永野芽郁

◆PL学園・清原の甲子園 エース桑田真澄とともに1年の83年夏から5季連続出場。83、85年夏優勝。出場全試合で4番を打ち、通算26試合で91打数40安打(打率4割4分)、13本塁打、29打点。通算13本塁打は2位の6本(桑田真澄、元木大介、中村奨成)を大きく引き離す最多記録。

◆父子で甲子園出場 今大会では東海大菅生・宮本恭佑投手の父慎也さん(元ヤクルト内野手)がPL学園2年の87年夏に優勝。専大松戸・吉田慶剛捕手の父祐司さんが91年夏の竜ケ崎一で主将(三塁手)など、過去にもいくつか例がある。元ロッテ監督だった山本功児は三田学園で69年春8強、息子の武白志(むさし、九州国際大付-元DeNA)は甲子園3本塁打。71年春の吉沢俊幸(日大三)と10年春の吉沢翔吾(同)、86年夏の奥村伸一(甲西)13年夏の奥村展征(日大山形-現ヤクルト)は父子とも本塁打を放っている。

<慶応アラカルト>

◆4元号出場 慶応は大正、昭和、平成に次いで令和でも出場。4元号すべて甲子園出場は静岡、広島商、米子東、高松商、北海、松商学園、長崎商、広陵に次いで9校目。

◆今大会最古 慶応の創部1888年(明21)は今大会出場36校の中で最も古い。学校創立は日米修好通商条約が結ばれた1858年(安政5)。

◆プロ野球現役OB ヤクルト木沢、阪神山本、広島矢崎、ソフトバンク柳町、正木、楽天津留崎、ロッテ植田の7人。

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