日本高校野球連盟と朝日新聞社は1日、第105回全国高校野球選手権(甲子園)の第1回運営委員会を開き、概要を発表した。

最大の変更点はベンチ入り人数。従来から2人増やして20人とすることを決めた。投球数制限の導入や故障予防、暑さ対策の観点から判断した。

登録人数について、高野連の小倉好正事務局長は「夏の甲子園以外の全国大会についても、何らかの形で検討していかなければいけない」と、来年以降のセンバツを含め、20人に統一していく可能性を示した。

ベンチ入り制限は14人に始まり、78年に現在の49代表になると15人に。その後、94年から16人、03年から18人と増やしてきた。

大会は8月6日から22日までの17日間で開催。休養日は3回戦の2日目と、準々決勝、準決勝の翌日の計3回設ける。

全試合でクーリング(冷却)タイムを設定。従来のグラウンド整備時間と合わせて10分間、体の冷却など暑さ対策にあてる。それにともない、4試合開催日は試合開始をそれぞれ午前8時、同10時35分、午後1時10分、同3時45分に設定する。

また外野指定席の値下げも発表。おとな、こどもとも300円下げてそれぞれ700円、200円に変更する。