西武台が越ヶ谷をコールドで下し2回戦を突破した。先発の大山英一朗投手(3年)が7回4安打無失点と好投し、打線が応えた。

初回1死二、三塁で4番の杉本誉士外野手(3年)が左前適時打を放ち、先制する。その後、相手失策や3四死球でこの回一挙4得点。杉本は7回にも無死二塁から右中間適時二塁打と、3打数2安打3打点で打線を引っ張った。「少し詰まり気味だったけどうまくヒットゾーンに落ちてくれて良かった」と振り返った。

プロ注目の金田幸大内野手(3年)は「2番遊撃」で先発出場し、5打席で3四球無安打だった。試合3日前、安打の確率を上げるためにヘッドを高くするフォームを変えた。前日は練習後に3時間の打ち込みで調整した。この日に快音は響かなかったが「結果は悪かったが、良い感覚を持って終われた」と前向きに捉えた。高卒プロ入りを目指す通算31本塁打の強打者は「次も難しい展開になると思うけどチーム全員で勝ちたい。去年の春は浦和学院に負けているので、その借りを返したい」と意気込みを語った。