白樺学園のエース右腕西村昴浩投手(3年)の目から涙があふれ出た。延長10回タイブレークの末、センバツ出場のクラークに屈した。「踏ん張らなければいけなかったけど、要所要所で打たれてしまった。やっぱり甘い球を打ってくるのはさすがだなと思った」。延長10回で7失点(自責3)。164球の熱投は実らなかった。
直球の最速は149キロを計測した。「いい感じで球は走っていた。そこは自信を持って投げられた」。最後までマウンドに立ち続けたが、延長10回に4失点と力尽きた。「負けたばかりなのでそこはなにも考えていない」と口にはしなかったが、将来的にはプロ入りを目指している。
初めて立つエスコンフィールド北海道のマウンドは格別だった。「なかなかできない貴重な経験をさせていただいた」。亀田直紀監督(36)は「最後までよく投げたと思う。王者相手によく戦ってくれたと思います」と評価した。西村は「結果的には負けてしまったけど、とてもいい経験で今後につながる大切な教材、今後に生きるような試合だった」と振り返った。この悔しさを忘れず、必ず次のステージでやり返す。【山崎純一】

