甲子園への切符を手にするのは、初の駿台甲府か、15年以来8年ぶりの東海大甲府か。駿台甲府の層の厚い投手陣と、東海大甲府の強力打線との対決になる。

駿台甲府の決勝進出は34年ぶり。準決勝で延長10回タイブレークの末にセンバツ優勝の山梨学院に勝利(9-7)し、勢いに乗る。投手陣の中心は、プロ注目の最速151キロを誇る190センチの大型右腕、平井智大(ちひろ)投手(3年)。準決勝までの全4試合を継投で勝ち上がってきており、層の厚さをうかがわせる。

東海大甲府は、圧倒的な打力を誇る。主将で3番の兼松実杜(みつと)外野手(3年)は、準決勝の甲府工戦で2打席連続本塁打を放つなど絶好調だ。今夏は4試合すべてで2ケタ安打&2ケタ得点と打ち勝ってきた。チーム通算では今大会6本塁打。長打力のある打線で、8年ぶり14度目の夏の甲子園出場を狙う。