第1試合に甲子園4度のV監督と異色の経歴を持つ監督が火花を散らす。両軍ともにエースが安定感を誇る。

東海大相模(神奈川)で春夏4度優勝を飾り、創志学園(岡山)に22年8月に就任後初出場の門馬敬治監督(54)は同校春2勝目を挙げるか。エース左腕の山口瑛太投手(3年)は昨秋の公式戦5試合に登板し防御率0点台をマークしている。

対する21世紀枠で選ばれた別海(北海道)は、歴代出場校で最東端の地にある。身長180センチのエース右腕・堺暖貴(はるき)投手(3年)は昨秋の公式戦で6試合3完投で防御率は1点台。島影隆啓監督(41)は前任の母校・武修館では21世紀枠地区推薦校からの落選経験がある。また、家業であるコンビニの3代目副店長の顔を持つ、異色の指揮官だ。

V経験者とコンビニ副店長と高校野球では珍しいキーワードが並ぶ指揮官の対決。どちらが2回戦に駒を進めるか注目だ。