第3試合は、昨夏甲子園4強の神村学園(鹿児島)と、5年連続センバツ出場の大阪桐蔭が激突する。

神村学園は1回戦で、関東大会王者の作新学院(栃木)を破った。鹿児島県勢として春夏通算100勝と同校10年ぶりのセンバツ白星を飾り、勢いに乗る。

大会第2号の本塁打を放った4番正林輝大外野手(3年)は、1回戦で最速147キロの作新学院・小川哲平投手(3年)討ち。プロ注目投手を攻略した。最速150キロ超えがそろう、大阪桐蔭の強力投手陣も攻略なるか。

一方の大阪桐蔭は、西谷浩一監督(54)が、1回戦の北海(北海道)戦を制して智弁和歌山・高嶋仁前監督(77)が持つ甲子園の監督歴代最多勝の68勝に並んだばかり。前人未到の記録更新なるか。最速154キロのエース平嶋桂知投手(3年)は、初戦で7回1失点7奪三振の好投。本大会の初戦の球速トップとなる最速149キロをマークしている。他にも最速151キロを誇る森陽樹投手(2年)ら、剛腕がそろう。強力打線を封じられるか、目が離せない。