高崎健康福祉大高崎の応援アルプス席を“和”が彩った。

応援する野球部員たちの後ろで同じようにメガホンを振るのは、はかまをまとった女性たち。同校の「応援部」だ。野球部員たちの動きに、少しだけ自分たちのアレンジを入れながら舞っている。

応援部では数年前に男子部員がいなくなってから、はかまが採用されたという。顧問の塩沢光平教諭(33)は「学ランは他の学校もされていますが、わが校は女子生徒も多いので、女性らしさもあるような形ではかまになったと、私の前任の顧問の先生から聞いています」と話した。ちなみに、男子部員も入部可だという。

熱中症対策もあって、はかまの着用は春と秋のみ。現在は野球部応援がメインになっているものの「コロナ(規制)が緩和されてきたので、徐々に他の部活動の試合も出て行って応援したいなと考えています」と活動範囲は広がりそうだ。

副部長を務める大泉友里さん(3年)は「きれいにたたんで着ています。コンパクトに持ち運べるので」とはかま応援をエンジョイ。「少しでも応援を届けられるように、力になれるように頑張りたい」と、優勝へ後押ししていく。

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