星稜の新2年生・戸田慶星投手が無四死球完封勝ち。センバツで2年生の無四死球完封は14年の履正社・溝田悠人(対小山台)以来10年ぶり。相手のレベルが高まる準々決勝以降では、84年準々決勝のPL学園・桑田真澄(対拓大紅陵)以来40年ぶりの快挙となった。背番号18は春夏を通じて完封投手の最大番号で、11年春1回戦の履正社・渡辺真也(対総合技術)以来2人目。

戸田の快投もあり、石川県勢はセンバツ準々決勝9度目(星稜は5度目)にして初勝利。春に4強がなかった5県(石川以外は福島、新潟、島根、佐賀)から脱した。春夏を通じて優勝がない12県からも抜け出すか。62年作新学院(栃木県宇都宮市)を更新するセンバツ最北端優勝も見えてきた。【織田健途】