「8番左翼」で出場した報徳学園・辻本が勝ち越しに成功した。1回戦の愛工大名電戦以来の安打だ。

4回1死二、三塁で相手エース蔵並のフォークを右前に運んだ。「自信を持って打席に立って、最悪自分が打てなくても間木が打てる」。言葉通り、続く9番の先発間木が一塁手の前へボールを転がし、追加点となるスクイズに成功。大角健二監督(43)は「勝てる時は、下位(打線)が仕事をする。あのタイムリーは大きかった」とたたえた。