第96回選抜高校野球大会で2年連続の準優勝を飾った報徳学園(兵庫)が1日、西宮市の同校で報告会を行った。野球部員、OB、保護者に加え、この春入学する新入生も参加した。

講堂の壇上で大角健二監督(43)は「日本一に手の届くところまで来て、そのチャンスを逃したというのは本当に私は反省しかありません」と悔しい表情をみせながらも、「報徳は水準が上がってきている。『日本一』という言葉を口にできる、実行できるレベルまで来ている。さらにレベルアップして、夏にしっかり戦い抜いて、あの場でみんなでプレーできるようしっかり頑張っていきましょう」と投げかけた。

高崎健康福祉大高崎(群馬)との決勝に先発して8回3失点と力投した今朝丸裕喜投手(3年)は「悔しい気持ちはありますけど、もう切り替えた。夏に絶対日本一を取ることを意識して、練習をやっていきたい」。間木歩主将(3年)は「日本一にこだわるチーム、大会ごとに成長して、負けないチームを作りたい」と力強く誓った。