野球のU18(18歳以下)日本代表候補の強化合宿が4日、奈良県内のグラウンドで始まった。

侍ジャパン井端弘和監督(48)が合宿を視察した。視察後の取材で、記者からの質問で今秋ドラフトの上位候補で右の強打の遊撃手・花咲徳栄の石塚裕惺内野手(3年)について問われ、「みんなうまいし、肩強いなと思います。高校生が一気に伸びるんで」とし「ここからまた夏に、1つ2つ伸びてきたら楽しいかなと思います」と答えた。自身もかつては「守備職人」と呼ばれていた守備の名手。3月の欧州戦でトップチームに大学生が参加したが、高校生のトップチーム参加について問われると苦笑い。「大学生に限らず、それに負けない高校生が出てきたら考えます」と語った。

5日には紅白戦が行われる。紅白戦に備える石塚は「当たり前の全力疾走はしっかりやって、自分のスイングができるように強く振っていきたい」。また、石塚自身が今年掲げた3つの目標「甲子園出場・プロ入り・U18入り」に近づくべく、アピールに励む。【中島麗】