大商大は開幕節で2連勝し、勝ち点1を奪取した。その中で、プロ注目の渡部聖弥外野手(4年=広陵)は無安打に終わった。「結果を求めてしまって、打ち気になってボール球に手を出したりボールを引きつけきれなくて。修正したい。クリーンアップが中心にならないと勝てないので1週間調整したい」と出直しを宣言。今季は盗塁、走塁への意識を高めることを心がけてきた。この日は2度出塁したが、無安打で自己評価は厳しかった。

富山陽一監督(59)は「あかんしょ。ボールとバットが当たる瞬間が弱い。修正すると思うけど、今から帰って真鍋(慧)とバッティングですよ」とハッパを掛けた。

阪神2人を含む8球団のスカウトが視察。阪神岡本洋介スカウトは選球眼の高さも評価し「走攻守3拍子そろっていて、逆方向に長打が打てる。期待している選手」と語った。