<高校野球千葉大会:専大松戸6-6千葉明徳>◇12日◇2回戦

 2回戦屈指の好カードは延長11回、千葉大会の特別規定により引き分け再試合となった。

 プロ注目の好投手、専大松戸・上沢直、千葉明徳・鈴木康平(ともに3年)の投げ合いとあって、ネット裏には9球団16人のスカウトが集結。内野席もほぼ満員となった。

 午前8時48分から始まった試合は4-4で延長戦に突入。10回に2点ずつを取り合い11回途中、3時間30分を超えた。高校野球では延長戦は15回まで行われるが、千葉大会には特別規定が存在していた。

 「1日3試合が予定され、そのゲームがその日の最終ゲームでない時は、試合時間が3時間30分を経過した場合は延長戦の新しいイニングには入らず再試合を行う」というもの。この日、市川臨海球場では3試合が予定されていたため、この特別規定が適用され11回で試合終了。引き分け再試合となった。東日本大震災による規定ではないという。

 もっとも両校とも特別ルールの存在は知らなかったという。専大松戸・持丸修一監督は「全然知りませんでした。エっという感じ。10回の時点で大会本部から言われて初めて知りました」と戸惑いを隠せなかった。

 再試合は明日13日、八千代市営球場(第3試合)で行われる。