<高校野球神奈川大会:桐蔭学園3-2武相>◇26日◇準々決勝

 元4番が志願の代打バントで2年ぶりの4強進出を後押しした。2-2で迎えた延長12回表無死一、二塁。土屋恵三郎監督(57)が「誰かバント出来るやつはいないのか」とメンバーに尋ねると、「できます!」と高橋航外野手(3年)が即答。春の県大会準々決勝の慶応戦で、9回表にバントを決めており自信があったという。代打で投前に犠打を決め、佐藤将外野手(2年)の決勝打を呼び込み、武相に競り勝った。

 高橋は春の県大会に全試合4番で出場していたが、最後の夏は控えに。落ち込んだこともあったが「今は切り替えてます。ベンチで声を出したり、代打でつなげて盛り上げたい」と心強かった。