<全国高校野球選手権:智弁学園9-4横浜>◇15日◇3回戦

 逆転負けした横浜の主将・乙坂智外野手(3年)は「8回までは自分たちの流れだった。原因は分からない」としばらく気持ちの整理がつかない様子だった。

 9回にチームが守備のタイムを取った際、右翼を守る乙坂は輪に加われなかった。投手陣が相手を応援する大歓声にさらされる中「声を掛けることができず、もどかしかった」と言う口調に強い責任感がにじんだ。

 この日の先発は2年生が5人。「楽しんで自分たちのプレーをすれば、最高の舞台に来られると伝えたい」と後輩にエールを送った。