<高校野球青森大会:光星学院5-3弘前学院聖愛>26日◇決勝◇青森市営野球場

 昨夏、今春センバツと2季連続甲子園準優勝の光星学院が、2年連続6度目の出場を決めた。1回に田村龍弘主将(3年)の右前適時打で幸先よく先制したが、粘る相手に2度追いつかれる苦しい展開。同点に追いつかれた直後の8回1死二、三塁ではバッテリーが相手のスクイズを読んで外し、ピンチを脱出。その裏、1死二塁から武田聖貴一塁手(3年)が決勝2ランを右翼席にたたき込んだ。

 田村は「苦しい試合が多かったが、チーム一丸となってやれた」とホッとした様子。殊勲の武田は「決めるというより、後につなぐ気持ちで打ったのが良かった」と振り返った。4季連続の甲子園は県勢初。仲井宗基監督(42)は「切符をつかみましたから、全国制覇へのびのびと、思い切って挑戦したい」と東北勢初の頂点を見据えていた。