<全国高校野球選手権:佐世保実5-3札幌一>◇11日◇1回戦

 7回途中で札幌一の先発、知久の球数は150を超えた。1死満塁で投じた151球目で9個目の四球を出し、勝ち越しを許した。ここで降板したエースは「初めての甲子園で雰囲気がつかめず、制球が定まらなかった」と涙ぐんだ。

 打っても好機で2三振を喫し、併殺打もあった。「内角の球に対応できなかった。仲間は点を取ってくれたのに本当に申し訳ない」と敗戦の責任を背負い込んだ。