<全国高校野球選手権:宇部鴻城12-7佐世保実>◇17日◇2回戦

 初出場校で唯一、勝ち残った宇部鴻城(山口)の打線が爆発した。1回戦でサヨナラ勝ちの原動力となった主砲の金丸が、5回に逆転2ランを放って打線が勢いづいた。6回以降も毎回得点を重ね、全員で今大会最多の21安打を放ち、12点を挙げた。

 1回戦で富山工との接戦を制した尾崎監督は、佐世保実戦までに「肩が開いている選手がいたので徹底した」と左打者のフォームの修正に取り組んだ。その成果を選手は大いに発揮。3点を追う展開を中盤で一気にひっくり返した。