<全国高校野球選手権>◇19日◇準々決勝4試合

 延岡学園(宮崎)前橋育英(群馬)日大山形、花巻東(岩手)がいずれも1点差勝ちし、ベスト4に進出した。

 東北勢2校の4強入りは、1989年の仙台育英(宮城)と秋田経法大付(現明桜)以来で24年ぶり。

 20日は休養日で、日大山形-前橋育英、花巻東-延岡学園の準決勝は21日に行われる。

 8回に追いついた延岡学園は延長11回、富山第一の内野守備の乱れで決勝点を奪い、5-4でサヨナラ勝ち。初の準決勝進出で、宮崎県勢では48年ぶりとなった。

 夏初出場の前橋育英は9回に高橋光の2点三塁打で追いつくと、延長10回に土谷の適時打で常総学院(茨城)に3-2でサヨナラ勝ちした。群馬県勢は夏60勝目で、10年ぶりの4強入り。

 日大山形は8回に峯田の三塁打などで2点を挙げ、明徳義塾(高知)に4-3で逆転勝ちした。山形県勢は初のベスト4進出で、春夏通算30勝目。

 花巻東は8回に3連続長短打で3点を奪って逆転し、鳴門(徳島)を5-4で振り切った。2009年以来の4強入りで、岩手県勢は春夏通算40勝目。